3年生卒団
遅くなりましたが3月17日に卒団式を行いました。
この学年は自分が初めてトップチームを担当した学年です。
また1年生の時も担当だったので、ほぼ3年間担当したことになります。
初めは13人からのスタートでした。
そこから増えて、増えて、また増えて・・・笑
1番多い時は22人でした。
合計の人数はもっと多くなります。
正直なところ、卒団していくことの嬉しさや寂しさよりも、入団した子達が全員揃って卒団できなかった悔しさや、悲しさの方が大きいものでした。
コーチとして辞めていく子がいるのはとても辛いことです。
なにかその子に対してできることはなかったか、辞める前に相談できるような関係性を築けなかったか、毎回自分の無力さを痛感し、心が痛みます。
家庭の事情、勉強との両立など、色々な事情があり、仕方なく辞めざるを得ないこともあります。
しかしサポートできることも多々あると思います。
特に勉強との両立が難しい子は、勉強する習慣が身についていない子が多く、サッカーを辞めてもただ時間が増えただけで、なかなか勉強も上手くいかないということが多いです。
そういう子に対して「習慣の力は凄く大きなもので、日々の積み重ねが今の自分になること」を理解してもらう必要があると思っています。
と、悲しい始まりになりましたが、3年間を大まかに振り返ります。
1年生
1番印象に残っているのがフューチャーリーグ残留です。
これは何度も自慢げに語っていることでもあります。笑
開幕から試合に負け続け、3試合を残して勝ち点0。
3チーム降格という状況だったので「残り3試合で3連勝しなければ降格」という非常に追い込まれた状況でした。
そんな中迎えた1試合目は前半で0-2の状況へと追い込まれます。
ただ内容的に上手くいかなかったので、後半修正することができれば3点入るという自信がありました。
結果としては後半すぐに1点を返すことができ、そのままの勢いで3得点し3-2で勝利!!
残る2・3試合目も良い勢いに乗ったまま見事3連勝することができました。
絶対に残留する!という意思はあったものの、可能性は低いと思っていたので、選手たちから最後まで諦めない心を学ばせてもらいました。
後期のフューチャーリーグは比較的安定し、残留争いに加わることなく終えました。
2年生
思春期を迎え、接しにくい子が多い学年でした。笑
一生懸命やる、大人に従うのはかっこ悪い、思春期にありがちな感情で溢れていました。
ただ活気はあり、常にふざけてる?ような雰囲気がありました。笑
しかし周りの人に対する関わり方を間違えていた時期でもありました。
自分が楽しかったらOK、周りのことは考えない、チームに対する思いやりなど考えていない。
そういう時期を乗り越え、人として大きく成長してくれました。
3年生
なかなか勝てませんでした。
良くなってるのに勝てない。
コーチとしていたるところに甘さがありました。
勝てない要因としてメンタル面に大きな課題がありました。
「自己評価が低い」
「言い訳をしてしまう」
試合に勝てないのが自信のなさに繋がり、また勝てない、と悪循環に陥りました。
勝つべきところで勝てなかった、思い当たる試合が数試合あります…泣
その試合に勝っていれば勝ち点が3増えるだけではなく、他の試合の勝敗を分けることにもなりえた、もっと言えば人生の経験として大きな成長を経験できた勝ちになったかもしれない…。
そんな中でしたが徐々に選手たちから聞こえて来る言葉が変わってきます。
マザーテレサの名言のとおり、思考が変わることにより言動が変わり、言動が変わることにより行動が変わってきました。
最終的には本当にたくましくなって卒団していってくれました。
欲を言えばもっと一緒にサッカーをしたいですが、たまに練習に遊びに来てくれることを信じて待ちたいと思います。笑
最後になりましたが保護者の皆様3年間ありがとうございました。
至らない点ばかりで、サポートしてもらってばかりでした。
今後彼らがどの道を進もうと、応援する存在でい続けたいと思います。
フットサルC級受講
2/21-2/23 3日間かけフットサルC級を受講しました。
ずっと受けたいと思っていて、守口市開催もあったのですがスルーしてしまい、やっと受講することができました。
目的は指導の質を高めること。
目標は個人技術・戦術、グループ戦術を学ぶ、フットサルをフットサルとして捉えるようになりサッカーにリンクさせる、というところを意識して取り組みました。
結果から言うと受講したのは大正解でした。
なにより凄く楽しかった!
3日間を振り返りたいと思います。
初日
講義から始まりましたが、教本の内容を予習しながら驚きました。
サッカーでは曖昧な表現などが、フットサルでは明確に定義され言語化されている。
講師の方に質問しましたが、フットサルの教本はミゲル・ロドリゴ(スペイン)の協力の元作成したようです。
サッカーの教本も日本の文化を大事にしながら、時代に合わせてアップグレードしていく必要があると感じています…。
その後体育館へ移動して実技の実施。
感想としては「試合がしたい!!!」
初日はモヤモヤしたまま終わりました。
内容は個人技術・戦術の部分で整理されていて、勉強という意味では凄く面白く、有意義な時間でした。
宿舎に戻り夕食後、講義になります。
かなりハードなスケジュール、旅館で受講生全員で行動するので、漂う合宿感に懐かしい気持ちになると同時に、選手の気持ちを再確認することができます。
大人になるにつれて選手時代に感じていた感情などが薄れていき、選手に対して無茶な要求や、心理的な面を無視したコーチング・接し方などしてしまいがちですが、自ら体感することにより改めて自分の指導を見直すキッカケになります。
2日目
一気にフットサルの観え方、捉え方が変わり、深さを学ぶ1日となりました。
流れとしてはドリル形式の練習でグループ戦術の基礎的な動きを実践し、その後ゲームに近い状況へと移行していくのですが、明確に言語化された動きをドリル形式の練習で学ぶことができたので、ゲームでも判断しやすく非常にプレーしやすかった。
「自由にやろう!」というやり方だと、判断する基準がないので迷ってしまいがちですが、明確な基準があることにより判断がしやすくなります。
じゃあ明確な基準とは??
これはゲームモデルを作ろうということではなく、フットボールの原理原則・普遍的な部分を学ぶことが必要です。
あくまでサッカーもフットサルも大枠は一緒で、細かい部分はルールの違いから求められる動きや、技術が変わります。
想像していた通り、サッカーにリンクさせれる部分がたくさんありました。
夜の講義で指導実践のテーマが決まりました。
テーマは守備 ボールを奪う。
サッカーB級を取得していたこともあり、インストラクターの方からハイレベルな要求をしていただき、緊張感を持ったまま最終日を迎えます…。
3日目
指導実践の為、ゲームを5分×21set…。
実践が終わった方から緊張が解け、終盤に近づくにつれハイテンションになる現象が起こっていました…笑
肝心な指導実践は個人的評価は60点です。
事前の準備は良かったと思います。
またあくまで楽しんでもらうゲームにする為のルール設定、短く簡潔に伝えることを意識したコーチング、選手の意図を尊重する発問ができたので、雰囲気は終始良い状態で終えることができました。
この部分は普段の活動でも、トレセン活動でも、指導実践でも、変えてはいけない根本的な部分だと思います。
しかし内容としては
「フットサルの理解が足りず、効果的な改善ができなかった」
「前夜に求められた課題をクリアすることができなかった」
ことから-40点減点しています。
映像で記録しているので、改めて振り返る時間を作りたいと思います。
3日間濃い時間を過ごすことができ、今後に繋がる学びを得ることができました。
最後になりましたが数々の質問に対して丁寧に答えていただいた講師陣、共に学んだ受講生の皆様、快く送り出していただいたクラブのスタッフ、本当にありがとうございました。
ps.質問しすぎだから別料金貰うよ!と言われました…笑
週末の感想
3年生の合格報告が届きました!
私立組は怪我には気をつけて、少しずつコンディションを戻せるように。
(自分は中3のこの時期にルーニーのアクロバティックシュートの練習をしていたら肉離れを起こしてしまいました…笑)
公立組は引き続き受験勉強頑張れ!
2/15 AM
守口河川敷
テストが1週早い学校があったので、本数を少なめにしていましたが、試合には参加してくれました。
サッカーに来ると勉強する時間は短くなってしまいますが、その分集中して質が高い勉強をできるようにして欲しいですね。
PM
大枝公園
少しだけですが4年生の試合見学へ。
たまに小学生をみると凄く面白い。
なにより帰る用意が異次元の速さ!
ダウンぐらいしようね。笑
ナイター
四條畷総合運動公園
トレセン主催の講習会でした。
テーマは「止める・蹴る」
ボールの止め方、置き所、蹴り方・・・
シンプルだからこそ奥が深い。
個人的には自チームで取り組んでる内容とリンクしており、さらに理解が深まった1日となりました。
「良いプレーは置き所で決まる」
講師の方からはたくさんの名言をいただいておりますが、新たに名言をいただきました。笑
だからといってコントロールミス=悪いとならず、その後の立ち所まで含めて考えれる選手になってほしいです。
2/16
大枝公園
ジュニアユースの活動が全て中止になり、日刊カップへ帯同しました。
経験値がないこともありますが、もっとミスを恐れずチャレンジしてほしいな。
午後からは前節の試合分析動画の作成。
パソコンだと楽にできますが、携帯で動画を作成するのはなかなか大変です…。
選手にとってハードワークとは「攻守において正しいポジションを取り続けること(作戦盤上で理解していることが前提)」と定義しています。
じゃあ指導者のハードワークとは?
試合の振り返り、分析動画の作成、練習メニューの作成、新たな知識のインプットなど…
まだまだハードワークが必要そうです♪
来週からフットサルC級を受講します!
少しずつ身体を動かしていかないと…
週末の感想
2/8
午前
大枝公園 TM
平日利用させていただいてますが、土日利用するのは新鮮な気分でした。
内容はミスが多かったですね…。
認知・判断のミス、実行のミス、どちらも多いですが駆け引きなくプレーするのが大きな課題となっています。
相手に寄せられない駆け引き、味方をフリーにさせる駆け引き、プレーの手段の引き出しがあまりにも少ないので、インプットする作業が必要です。
午後
下里人工芝 AL
本当に守備が整理され良くなってる。
しかしまだ改善されてないポイントからピンチになる、試合を通して正しいポジションを取り続けれないことから少しずつ崩れていってしまいました。
「走れないなら走りこむ!」
もちろんそうですが、違う発想として可能な限り走らなくて済むように、ボールを失わないことも大事です。
どちらも磨いていく必要がありますね。
p.s.差し入れありがとうございました!
2/9
午前
羽曳野市中央公園 TM
たくさんの6年生に参加してもらいました。
小学生から中学生に上がるとあらゆる面で変化が起こります。
環境面はもちろん、コート・ボール・ゴールの大きさ、人数の違いなど。
だからこそ指導者がどのように働きかけ、11人制にスムーズに移行できる為に、導く力が必要だと思います。
ボール扱いなどはもちろん大事ですが、サッカーをサッカーとして学びながら、必要な技術を身につけたいですね。
午後
鶴見人工芝 TR
ヨーヨーテスト レベル2を実施。
初めてやりましたが、想像以上に早く、日本代表レベルの記録がとんでもない記録と思い知らされました。笑
次回からはレベル1からですね。
2/11
午前
福万寺南グランド TM
非常に良いパフォーマンスでした。
以前までは失敗を恐れる消極的なプレーが目立ちましたが、この日は積極的なチャレンジが目立ち、なによりミスして奪い返す切り替えまでセットのチャレンジが素晴らしかったです。
午後
鶴見人工芝 TR
色んな意味を込めてシュート練習をたくさん行いました。
ほんとに色々詰まってるので、色々な課題と収穫がありました。
練習のテーマとサブテーマ(勝手にみについていくもの)を考えるのは凄く面白いし、コーチとしてそういう練習を観るのは本当に学びになります。
昨年は他チームの練習を見学に行き勉強させていただいたので、今年はさらに見学回数を増やしたいと思います♪
新年の幕開け
もう1ヶ月も経ってしまいました…笑
新年を迎えてドタバタしまくりでしたが、少し落ち着いてきました。
と思いきや本日は災難ばかりでした。笑
河川敷でぬかるみにハマる…
洗車のミスでびちゃびちゃになる…
カメラのSDカードをなくしてしまう…
河川敷の件は対戦チームの保護者の方に、牽引ロープで引っ張っていただきました。本当にありがとうございました。
SDカードはカメラから抜き取ろうとしたところ、勢いよく飛び出てどこかにいってしまいました。明日探します。
さて、1ヶ月を振り返ります。
初蹴り
今まではOB気分で参加していましたが、OB達の帰ってきた姿を見ると、やっとコーチになってきたと感じます。
OBの元気な姿、それぞれの道で頑張っている話を聞くのは楽しいですね。
香川遠征
1歩進んで1歩下がるの足踏み状態でしたが、背中を押してあげると進めます。
コーチに押されるのではなく、みんなで支え合って進む、自ら進んでいけるようになっていきたいですね。
香川旅行
遠征→1日残って運営→オフ
というスケジュールだったので、旅行をしてから帰ってきました。
普段は遠征と運営でしか行かないので、違う県に来たように感じました。
うどん有名店をはしごしましたが、結局どこも美味しいなという小学生のような感想しか出てきませんでした。笑
終わり良ければ全て良し。
この言葉通り、最後はスタッフ含めて楽しくサッカーをすることが出来ました。
全員来れなかったのは残念ですが、サッカーだけに限らず、それぞれの道での活躍を期待して送り出したいと思います。
そして本日からアドバンスリーグ開幕
固さしかありませんでしたが、伸び代満載の彼らには期待しかありません。
少しの余白を残しながら、伸びるまで伸びまくってもらいましょう。
自信がつけば大きく成長できると思いますが、それは僕自身の課題です。
過信ぎみの自信でも良いのになぁ。
個人的には昨シーズン分析動画の作成を毎試合できていないという課題があったので、今シーズンは毎試合作成することと、定期的にビデオミーティングを実施したいと考えております。
2019年の振り返り
2019年は辛いことが多い年でした…。
仕事はもちろん、プライベートも…笑
ただその分大きく成長できた1年でもあったかなと思います。
2018フューチャーリーグでは、B級ライセンス取得の為に、12月は合計2週間チームを離れることになり、なかなか難しい状況の中、最後まで盛り返すことができず4部降格。
※チームエントリーの関係で2019フューチャーリーグは3部から開始
自分がチームを担当することになり初めての降格の経験でした。
選手達はそれぞれの基準の中で精一杯頑張って取り組んでいる。
しかし毎試合改善を感じない、積み上げが見られない精神的な辛さ。
あの日々はとても辛く、あの悔しさは忘れられない、もう味わいたくない。
ただ至るところに甘さがあったゆえの結果…。
そして2019アドバンスリーグ開幕。
初のトップチーム監督を経験します。
アドバンスリーグはフューチャーリーグと違い、1シーズン合計18試合を戦うので、序盤の戦績と終盤の戦績が大きく変わることもあります。
彼らの中で凝り固まったサッカー観があり、1人1人の個性をなるべく消さないようにしながら、サッカー観を覆すことに多くの時間を割きました。
1歩1歩、確実に成長はしているのですが、結果がついてこない…。
結果が出ないので雰囲気が悪い…。
抜け出すまで長い道のりでしたが、抜け出してからは連勝し、これから順調に軌道に乗り始める…と思いきや、またもや勝てない試合が続く…。笑
負けてて言うセリフではありませんが、内容は勝ってる試合もたくさんありましたし、個々は成長しています。
ただやはり詰めが甘い。甘すぎる。
シーズンが終わったので具体的に
・攻守においてセットプレーの設計
→なんとなく蹴る、なんとなく守る
・攻→守の切り替えスピード
→攻めてる時のポジショニングのバランス、切り替わった際のポジショニングの再構築までのスピード
・フィニッシュの質
→崩すまではなんとか持っていけるがフィニッシュの質が低く点が入らない
これ以外にもたくさん課題はありますが、この部分を改善することができていればもっと上位に組み込めたかな?
終盤巻き返すことができ、なんとか残留を決定づけることが出来ました。
そして2019フューチャーリーグ。
現在終盤に差し掛かろうとしていますが、残留争い真っ只中です。
前期と比べて試合内容をコントロールすることができ、スコアほどの差はない競った試合ができています。
残り1ヶ月ですが悔いのないように選手と共に頑張ろうと思います。
最後になりましたがご交流いただいたチーム関係者の皆様、いつも選手を支えてくださっている保護者の皆様、1年間ありがとうございました。
2020年も引き続きよろしくお願い致します!!!
北河内トレセン 京都招待
11/23のトレセン大会で2位になった為、8地区第二代表として12/25-12/27京都招待に参加させていただきました。
初日と最終日に帯同しましたが、とても楽しい時間を過ごせました。
初日は3年生ということもあり、動きのキレがありませんでしたが、最終日はキレが出てきて、観ていて楽しいサッカーをしてくれました!
1年目から練習のサブテーマとして「楽しくプレーしてもらう」ということを毎回掲げるほど、雰囲気が重たく静かな子達でした…笑
しかし今回は終始良いテンションで、楽しくプレーすることが出来ました♪
選手同士の仲が深まることによって信頼関係も生まれだし、最終日は非常に安定した試合運びをすることが出来ました!
最後はシュークリームのご褒美で締めくくりました♪
これで終わりではなく、1/20が北河内トレセンとして最後の活動です。
別れがあるのは辛いですが、彼らの活躍を祈り笑顔で送り出したいと思います。